8月1日の土曜日、かながわサイエンスパーク(KSP)で開催された第21回かわさきサイエンスチャレンジに足を運んできました。
この催しは、KSPの吹き抜けのアトリウムに、企業・大学・行政機関など26種類のプログラムが集まる、子どもたちのための体験型科学・ものづくりイベントです。
今回は、ご縁を通じてつながっている光触媒ミュージアム(KISTEC)が実施する子ども向けプログラムの見学をしに行きました。
光触媒を「体験」する場をつくるということ

KISTECのブースでは「光触媒を体験しよう!」をテーマに、子どもたちが実験を通じて光触媒の仕組みを学べるプログラムが開催されていました。
光触媒を塗った紙に落書きをして光を当てると汚れが分解される実験、においの分解、ガラスがくもらなくなる仕組みの体験など、複数の実験が用意されています。白衣を着たスタッフが丁寧に説明しながら進めていて、目の前で起きる変化に子どもたちが引き込まれていく様子が、そばで見ていてよくわかりました。
会場には、光触媒を活用した除菌・脱臭製品を展示するブースもあり、研究と製品、そして教育がひとつの場所でつながっている光景が印象的でした。
川崎という街と、この場の重なり
今回のイベントは川崎市が後援し、きらぼし銀行梶ヶ谷支店や川崎信用金庫なども協賛に名を連ねています。
日頃からお世話になっている地域の金融機関が、こういった子どもたちのための場を支えているというのは、地域のつながりの厚みを感じる場面でもありました。
私個人としても、きらぼし会への参加や川崎市との関係値を通じて、この街に根を張ってきた実感がある中で、佐藤氏だけでなく、さまざまな方とのご縁が積み重なって、こういう場に自然と足が向くようになっていること。人とのつながりが、自分の世界を少しずつ広げてくれているんだなと思います。
「見えないものを届ける」という共通の問い

見学を通じて一番強く意識したのは、目に見えない技術や現象を「体験」という形に変換することの設計の巧みさです。
光触媒という概念は、そのままでは子どもに説明しにくい。それを実験に落とし込み、自分の目で変化を確かめられる場にすることで、はじめて「わかった」という感覚が生まれるのではないでしょうか。
佐藤氏との研究を通じて、光触媒の仕組みやAERMiCのような製品の可能性に触れてきた中で、「目に見えない力をどう伝えるか」という問いは、研究の世界でも、空間づくりの世界でも、根っこは同じだなと感じています。
研究が形になり、形が人に届く。その過程の難しさと面白さを、子どもたちの表情を見ながら改めて考えた一日でした。

